探偵の尾行調査の手法について

素行調査

パートナーが浮気をしているのではないかと不信感を抱いた際に、探偵に尾行調査を依頼したいと考える人も多いことでしょう。自分でも尾行調査をできると思う人が多いかもしれませんが、探偵は素人にはできない技術を多数持っていると言えます。

素人にはできない探偵の尾行調査の一つ目には、単独ではなく複数名で行うことが挙げられます。探偵の場合には、基本的に2から3人ほどのチームを組み調査を行うのが通常です。同一人物が長時間後を追うと場合によっては途中で怪しまれてしまう可能性が考えられますが、これを複数の人物で行うことにより、対象者に怪しまれることなく調査を進めていくことができるのです。

そして二つ目には現場に即した服装にすることが挙げられます。その現場に合った服装を選ぶことにより対象者に怪しまれないようにしています。また対象者と目を合わせないことが挙げられます。万が一目があった場合には警戒されてしまう可能性があるため、基本的には足元を見ながら歩いて距離を取るように心がけています。

場合によっては立ち止まって振り返るなどのことが考えられるため、この場合にはばれることが最大のリスクと考えて、途中で調査を中止するケースもあるのです。

尾行において一番失敗しやすいことは、対象者を見失うことといえます。これを防ぐためにも、早い段階で服装や特徴などをしっかりと覚える必要があります。だからといってじっと後頭部を見ていては危険です。万が一振り返った際に目が合ってしまうでしょう。

対象者にとってはもちろんですが、周りの人から見ても怪しくない動きをすることが重要です。普通に歩いていれば問題ないと思うかもしれませんが、対象者が突然Uターンしてくる可能性も考えられます。この場合一緒にUターンしてしまえばかなり怪しまれてしまいます。

この場合には何食わぬ顔ですれ違い、タイミングを見て引き返すことが重要です。対象者も人の多いところでは他人のことなど覚えていない為、特別印象に残るような行動をしなければ問題はありません。万が一エレベーターなどに乗った場合には、見失ってはならないため普通に一緒に乗るのが通常です。

これは特に不自然な行動ではなく、電車でも同じことが言えます。新幹線などを使われてしまったら諦めなければならないと思うかもしれませんが、この場合には入場券だけ購入し車内で精算をします。何が何でもどこまでも証拠を押さえるまでついていくという信念が何よりも重要です。

曲がり角で見失ってしまった場合には、曲がった時間を考えてそこから導き出される建物に入ることも一つの手段です。対象者は思い通りに動くものではないため、どんな状況にでも対応できる技術が何よりも重要です。

尾行されてると思われてしまえば警戒行動に入られてしまう可能性もあるため、そうなる前に証拠をしっかりと掴むことが何よりも重要です。また成功させるためには、事前の情報収集も鍵を握っていると言えるでしょう。