夫の単身赴任には要注意?

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「単身赴任は離婚につながりやすい」という意見を耳にする人は少なくありません。実際につながりやすいのでしょうか。結論から言うと、つながりやすくなるといいます。なぜつながりやすくなるのか、その原因はコミュニケーション不足が最も大きいです。毎日一緒に生活をしていた時にはコミュニケーションを密に取れていたけれど、離れて暮らすことになって「連絡してもつながらない」といったことが頻繁に起こるといいます。

一緒にいる時には何気ないことで通じ合っていた2人が、次第に何を考えているのかわからなくなるため、お互いに気持ちが離れてしまいやすくなります。他の人とのコミュニケーションが増えることも多いです。お互いコミュニケーション不足になると気持ちや価値観にすれ違いを生じて、離婚を選択する場合が大半といえます。

それ以外の原因となるのは、単身で暮らしていると普段パートナーの目があるためする気がなかったことをしたくなる誘惑にかられる人も珍しくありません。仕事帰りに好みの人がいる店に通うようになる人や、赴任先で部下や同僚と飲みに行って話すうちに距離を縮めて、気が付くと深い関係に陥ってしまう人も多いです。

あくまでも一部の人間ではありますが、普段一緒にいるパートナーがいないことで、羽を伸ばす為に遊ぶタイプはいます。お互いがいれば問題ないけれど、いない時に羽を伸ばすタイプの場合、赴任先での行動にある程度気を付ける必要があるのは事実です。

浮気などではなく、単純にいないことで開放感を感じる人もいます。赴任先で一人暮らしの場合、仕事で遅くなっても怒られることはなく、生活パターンでがみがみといわれることがないことから、自由を満喫する人も多いです。マイペースに過ごすことができるため、自由を享受しすぎていざ元の暮らしに戻ろうとしても戻れないという場合もあります。

なお、赴任する側だけではなく、赴任される側も一人暮らしの快適さを実感する人は多いです。仕事や家事をマイペースに行えること、相手に会わせずに自分らしい生活を過ごせるようになると感じてしまうと、いざ相手が帰ってきた時に、一緒に暮らしてストレスを感じるということはあります。お互いに自由を満喫しすぎて、お互いの存在を不要と感じる場合は少なくありません。

生活面のトラブル以外にも、金銭問題から離婚に発展する事はあります。単身赴任で開放感を覚える人は少なくありませんが、開放感を覚えるあまり金銭感覚も独身時代に戻ったような気分になる人も多いです。赴任先から生活費を渡さなくなることは少なくありませんし、催促しても送らないこともあります。

逆についていかなかった側が貯金を使い果たして浪費することも少なくありません。お金に関する問題は結婚生活で最も重要となるため、単身赴任をする前によく話し合っておけば問題はありませんが、話し合わずに赴任した場合はトラブル発生率が高くなるため注意が必要です。