離婚した際に結婚指輪はどうする?

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離婚した際に結婚指輪をどうするのかといった点は、非常に悩ましい問題となることも少なくありません。一般的には高額なものでなっても贈られたものであり、法律上も贈与の扱いとなるため、返還する義務は生じないものです。しかしきれいさっぱり別れたいと言う場合には、離婚届と一緒に返すのが非常に良い方法です。

離婚届を相手に渡すタイミングであれば、指輪よりも離婚届のほうに意識が向いていることが多く、また相手が持っていてもしようがないと言う意識も働くため、問題を発生させることなく処分することができます。返還すれば良いと言うのであれば、後日指輪だけを単独で送ると言う方法もありますが、この場合には相手の怒りを買ってしまうこともあり、仮に法律的に離婚が成立した直後であっても、いろいろな問題を蒸し返され、様々なトラブルを発生させる恐れもあるので避けることが大切です。

また相手が受け取らないと言う場合であれば、リフォームをして使用するというのも1つの方法です。別れた男性から贈られたものを使用したくないと言う人もいるのですが、最近の結婚指輪はデザイン的にも美しいものが多く、さりげなくつけていても違和感を感じないと言うものが少なくありません。また周囲に別れたことをあまり知られたくないと言う場合には、これをリメイクしてつけていることで、違和感を与えずに過ごすこともできるので1つの良い方法となっています。最近では多くのジュエリーショップなどでリメイクを行うことができるので、この方法を利用するのも良い方法となっています。

相手が受け取らずに自分で持っているのも違和感を感じる場合には、売却するのも良い方法です。結婚指輪は一般的に高価なものであるため、貴金属としての価値が高く、それなりの価格で処分できることが少なくありません。

ただしリサイクルショップや質屋等に持ち込むと思わぬ損をしてしまう恐れがあるので、金やプラチナを積極的に買い取っているジュエリーショップに持ち込むのが良い方法です。リサイクルショップは基本的に再度売却することが前提であるため、結婚指輪のように個人的な情報等が記載されているものは高く売れないことがわかっており、そのために買取価格が低くなってしまうのが一般的です。

また質屋の場合にも同様に売却しようとしても高く売れないことがわかっているのか、結婚指輪を処分する人は離婚してお金に困っていると言う先入観が働くため、足元を見られてしまう可能性があるからです。

金やプラチナなどを積極的に買い取っているジュエリーショップであれば、単純にこれをリメイクして売るだけではなく、金やプラチナの素材をリサイクルするルートも持っているので、それなりの価格で買い取ってもらうことができるのが一般的です。実際には生活費を工面する上でも売却することが多くなっており、また処分の方法を選べば思わぬ収入を得ることができるものとなっています。