シングルマザーの現実

養育費 シングルマザー

何らかの事情により、離婚して一人で子育てをしている女性は少なくありません。働き方改革の後押しによって、女性の社会進出が進んでいることも背景に挙げられます。夫の扶養に入らなくても暮らしていけるため、不満がある場合に我慢してまで生活する必要がなくなりました。

とはいえ、離婚してから問題なく暮らせている女性ばかりではありません。働く女性が増えても依然として男女の賃金格差は残っているからです。収入が足りなくて、困窮している状態になっているケースは多くありません。国や自治体はシングルマザーを支援する制度を設けていますが、それを利用して苦労しながら生活している世帯が多いです。

たとえば、1日あたりの食費を200円以下に抑えなければならないケースもあるなど、明日の暮らしさえままならない事例もたくさんあります。子どもの給食費を支払わない親がいるという社会問題を聞いたことがあるでしょう。そのなかには払いたくても払えない世帯もたくさんいるのが実情です。子どもが虫歯になっても歯科に連れていけないなど、一般的とはいえない暮らし方が目立ちます。

正社員として採用してもらうことが難しく、非正規社員として雇用されることが多くなっています。正社員として働きたいと考えていても、シングルマザーという要因がその妨げになってしまうことが多いです。幼い子どもを育てているとフルタイムで働けないのは珍しい話ではありません。そのような母親に向けて時短勤務制度を取り入れている企業も増えてきました。シングルマザーとしてはこういった企業で働きたいところですが、そのような魅力的なところの門戸は狭いのが実情となっています。

また、基本的に保育園の制度もシングルマザーには優しくありません。まず雇用されないと預かってもらえないので、そもそも職を探せないというデメリットがあります。離婚前に預けている状態であれば、就労に空白期間ができても1カ月ほどは待ってもらえるのが一般的です。しかし完全に新規の状態であれば、雇用された事実がないと雇ってもらえません。

また、運よくすぐに仕事が見つかって預けられたとしても、次は別の問題が出てきます。子どもが熱を出したときなどに、仕事を切り上げて保育所に迎えに行かなければなりません。その役割を夫と分担することもできないため、何度も早退を繰り返して周囲に迷惑をかけることになりやすいです。その結果、職場にいづらくなって退職してしまうケースも見受けられます。

このように、収入が不安定になりがちである事実がシングルマザーを追いつめているのです。それゆえ。副業をいくつも掛け持ちしていることがよくあります。しかし、そのせいで体を壊してしまうケースも多々あります。別れた夫から養育費を送ってもらえると楽になりますが、そうしてもらえない女性も珍しくありません。法的に命じられたにもかかわらず、仕事をしていないなどの理由により、それに従っていない夫も多いからです。

タイトルとURLをコピーしました