日本の推理小説では、昔からいわゆる「名探偵」と呼ばれる主人公が数多く登場してきました。その代表例が明智小五郎や金田一耕助です。探偵というと警察に協力しながら事件を解決するというイメージがあります。
ドラマ化もされているために、探偵という仕事はやや派手な仕事であるというイメージもある人もいます。しかし、実際の探偵業務は緻密な調査を行うような比較的地味な作業です。そんな探偵業の中でもメジャーな仕事の一つが「浮気調査」なのです。
浮気調査は行おうと思えば自分でもできますが、手間暇がかかることもありますし、プロでない人間が行えば相手にばれてしまうこともあります。それを探偵に依頼すれば、調査も比較的簡単に自分は何もせずに出来るということになります。では、探偵に依頼する場合にはどこまで踏み込んだ調査をすることが出来るのでしょうか。
自分の妻や夫の様子がどうもおかしい。ひょっとしたら、自分以外の誰かと粗相をしているのではないかと疑います。それを探偵に依頼すれば、まずは浮気相手の素性の調査を行ってくれます。相手の年齢や職業や名前などを調べてくれるのです。そして実際に浮気をしているのかどうかといった確かな証拠を持ってきてくれます。それは音声や画像、動画などに記録してくれることもあります。他にも自分のパートナーの行動なども記録してもらえるのです。
このように探偵に依頼をすれば、自分のパートナーがどのような行動をしているのかなどは把握することが可能です。しかし探偵にもできないことがあります。それは例えばパートナーの携帯電話の中身を見たりするような行動はご法度です。ただし尾行は認められているために、相手がどこの誰なのかを突き止め、特定することはできるでしょう。
探偵には「探偵業法」という法律があり、それに乗っ取り仕事をしています。ですから、その法律に触れるような行為はしてはいけないことになっているのです。しかし、浮気調査に関しては最終的に細かいところまで把握することも出来るのです。
探偵の調査が終了すると、報告書を提示してもらえます。そこには以下のようなことが記されています。例えば、調査の日時や調査対象者や調査場所などの基本的な情報が記載されています。他にも調査の対象者がどのような行動をとったかを事細かく記載した「行動記録」も判明します。
そして最も大切な情報として、相手の素性も知ることが出来ます。それは相手の名前や住所、勤務先などについての情報です。そして決定的なものとなる「証拠写真」なども提示してくれるのです。この報告書は大変事細かく記載されているために、パートナーの行動が細かくわかるようになっています。
それによってパートナーが浮気をしているのかといった、決定的な事実も判明するのです。このように探偵に依頼をすれば、上記のような細かいことまで分かります。ただしあくまでも探偵業法の範囲内で調査を行うのが特徴と言えます。